給料の決まり方

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言われてみれば当たり前だが、簡潔にまとまっている。
要は、
 ①労働により生産した商品がいくらで売れるかが給料の上限
であり、また、
 ②一つの仕事に対する労働者が少なければ給料は上がり、労働者が多ければ給料は下がる。
 ③一つの仕事に対する企業側の需要が多ければ給料は上がり、需要が少なければ給料は下がる。
ということなんだと思う。
更に付け加えて考えてみると、同じ仕事をするにしても、その労働者の生産性(スキル)が高ければ①の上限は上がり②同じレベルの労働者は少なく③企業側のニーズも相対的に高い、と言えるだろう。生産性低ければもちろん逆。

ここで、如何にして給料を上げるか考えてみる。
①については市場原理で決まるので、相場を調べてそこそこ市場価値の高そうなアウトプットを生産する仕事を狙う、ということになるだろう。

②、③の需給バランスに関しては、
 A.供給過剰な仕事でスキルを磨いて上を狙う
 B.供給不足な仕事で楽に働く
のどちらかになると思う。
Aはしんどいなと思うが、実際は8割方の労働者がこっちなんじゃないだろうか?
Aだって、もし特定の仕事に対する優れた才能があれば現実的な選択肢だ。
Bのような仕事は、ほんとにそんなもんあるのか?そんなもんがあればみんなそっちに流れ、A化してしまうのでは?
Bのような領域があるとしたら、何らかの理由であまり人がやりたがらない仕事 or 参入障壁の高い仕事ということになるだろう。
 B-1.人がやりたがらない:3Kとか?一般に3Kは給料低いイメージあるが、新薬の実験台など、割のいい仕事も中にはある。
 B-2.参入障壁が高い:専門的な知識が必要で、大学なんかで専門教育を受けないと就けないとか。

医者や弁護士はB-2ということになるのか?しかし、医学部や法学部を受験する時点で競争は始まっており、そういった業界は潜在的にAな仕事と言えるだろう。
なんとか自分なりにB-2な業界を見つけ、参入障壁を超えるための方策を見つけたいものだ。結局、その努力はAで勝ち抜く努力と同じかもしれないが・・・

ビッグデータ業界は、自分に関連スキルさえあれば今はまだB-2かもしれないし、今後もわりとB-2であり続けるかもしれない(ホントに「ビッグ」なデータを触れる機会ってそれほど多くない気がする)。ただ問題は、①本当にどれだけの価値があるのか眉唾な面もあるということだ。